キミの代わりなら、いくらでもいる。キミがわが社に貢献できることはなんだ?東京で環境コンサルとして働いていたとき。年に1度の役員面談で放たれた言葉。10年以上も前だけどよく覚えているし、これからも忘れないでしょう。そりゃそうです。悔しくて、悲しくて、涙が出ていたので...そこから「代わりはいくらでも」と、とりかえシートのように扱われないキャリア構築の旅がはじまりました。そんな会社はキッパリ辞め、体験型環境教育を実践しているホールアース自然学校に転職。洞窟探検、味噌づくり、キャンプ、クラフト教室、人材育成、森のようちえん、会議のファシリテーター、農と暮らしの講座など、あらゆる特殊な経験を8年積み、みごと**代わりがいない座**を獲得しました。そんな矢先、Uターンで引越し…。戻った地元にはボクの得意とする里山の自然や、人々が集える公園が存在せず、今までのスキルが通用せず途方に暮れました。ひとまず決まった就職先で働きながらも、苦肉の策ではじめたのが、それまで趣味だった手作りハンモック。だれでも学べる教室の形に仕立てて始めました。すると徐々に口コミが広まり今では全国各地に呼んでもらえるような人気教室になっています。思い返してみれば「こんなことに気をつけていたからかな?」と思えるコツがあって、今回電子書籍の形でまとめてみました。きっと、自分らしいキャリアを築きたい。得意を仕事にしたい。田舎でワクワクすることはじめたい。と考えている方たちに「役に立った!」と言ってもらえるんじゃないか?と思っています。本書を通じて、なにから始めたらいいのやら…とモヤモヤしている方の気持ちを少しでも晴らせることを願っています。